私はアラフォーの女医で、健診クリニックで働いています。人々の健康を守ることが私の日々の仕事ですが、実は私自身も家庭と仕事のバランスに奮闘している一人です。
昨年、夫が再びキャリアを変え、単身赴任を始めたことで、私の生活は大きく変わりました。平日は「ワンオペ」で、小学3年生と1年生の二人の子供たちの世話をしながら、フルタイムでの勤務をこなしています。正直言って、時々「もう限界かも」と感じることもあります。夫には内緒ですが、「あなたは楽でいいよね」と思うことも少なくありません。
しかし、このブログを通じて、同じような状況にある方々と繋がり、互いに支え合いたいと考えています。今日は、そんな私が日々の生活で心がけているバランスの取り方をお話しします。
もし、似たような方がいるなら、この記事が少しでもあなたの役に立てば嬉しいです。
夫とのコミュニケーションをとる
仕事と子育ての忙しさの中で、夫とのコミュニケーションを維持することは簡単ではありませんが、とても重要です。ここでは、私が実践しているいくつかの具体的な方法をお話ししましょう。
- 定期的なビデオチャットのスケジュール
毎週決まった曜日と時間にビデオチャットをするようにしています。このルーチンは、私たちがお互いの顔を見て話す時間を保証し、親密さを保つのに役立ちます。 - 感謝のメッセージを送る
忙しい日々の中でも、夫の小さな行動に対して感謝のメッセージを送るようにしています。例えば、「今日の朝、子供たちに話しかけてくれてありがとう」といった具体的な内容です。これにより、ポジティブな気持ちを共有し、お互いの努力を認め合うことができます。 - 週末のプランを共有する
週末にどのような活動をするか事前に話し合うことで、お互いの期待を合わせることができます。夫が単身赴任中でも、家族としての絆を感じることができるように、オンラインで一緒に映画を見たり、子供たちとビデオ通話でゲームをしたりします。 - エスカレーションする前に感情を共有する
イライラが溜まりそうな時は、感情がエスカレーションする前に「ちょっと疲れているので、後で話そう」といったメッセージを送ることがあります。これにより、お互いに配慮する時間を持つことができ、無用な衝突を避けることができます。
スケジュール管理を共有する
以前は、子供の受診や授業参観など、家族行事の共有がなかなかできずストレスだったことも。
そこで、カップルや夫婦がスケジュールを共有できるツールを探してみました。
ダウンロードできるアプリなども試してみましたが、結局私たちは夫婦共にiPhoneユーザー。
もともとあるカレンダー機能を使い、共有しています。
最近は、夫もようやく共有機能を使ってくれるようになりました。
頼れる人をみつけておく
平日は私が子供2人の面倒をみています。
何事もないルーチンはなんとかやりくりができるようになってきました。
しかし、例えば子供が突発的に発熱したりした場合には急に休みがとれないことも。
私の勤めるクリニックでは、シフトによっては急であっても代務が立てられることもあります。しかし、やはり突然の休みは避けたいところです。
そんな時には、車で約1時間ほどの場所に住んでいる私の実家から、母または父を召喚して、今までなんとかやりすごしてきました。
病児保育もあるにはあるのですが、使い勝手が悪いことが多く、結局午前いっぱい潰れてしまうこともあるため、最近は使っていません。
病児保育OKのベビーシッターサービスもあるようです。子供たちも大きくなってきた一方、私自身が急に怪我をしたり、体調不良になったりして受診が必要な場面が出てくるかもしれません。
日々の体調管理には気をつけたいものです。
セルフケアでリラックス
先にも述べましたが、やはりワンオペをこなすには、自分自身の体調管理が最も大切と言って過言ではありません。
よく「医者の不養生」とはいいますが、私はあえて睡眠時間をきちんと確保するよう努めています。
今の職場では残業や呼び出しが全くないためにできていることですが、毎日規則正しい生活をするよう心がけています。
若かりし頃、独身、彼氏なし研修医、専攻医のころには無理が効きましたが、今は私1人の都合では動けません。
子育てしながら当直などもこなしているママさんは、医師かどうかに関わらず、本当にすごいと思います。
あとは、私はヨガを寝る前に簡単ではありますがやるようにしています。
ヨガはリラックス効果など医学的にも健康増進に効果が期待できるという報告があります。
技術とツールの活用
ありきたりですが、私にとっては時短家電はもはやマストアイテム!
・自動食器洗浄機
・お掃除ロボット
・乾燥機能付きドラム式洗濯機
は必須です。
これらがあるのとないのでは、安心感が全く違います。
時間的な余裕に加えて、一緒に家事をしてくれる仲間がいるかどうかという心のささえにもなってくれています。
最近は、ホットクックも導入を検討しています。
いきなり購入するのはハードルが高いかも?と思うので、レンティオというレンタルサービスを利用しています。
いい加減に頑張る
ワンオペかつ仕事をしているので、どうしても抜け落ちることはあります。
子供の給食当番用マスクなどは、よく忘れてしまいます。。
子育てを始めた直後は、そうした失敗をするとよく「私はダメな母だ」と落ち込んだものです。
しかし、子供が2人とも小学校にあがり、だんだんクヨクヨしないようになってきました。
一日中働いてクタクタの帰宅後、子供達の持ち帰るプリントに重要事項が書いてあるということもしばしば。
しかし、子供が学校で恥ずかしい思いをすることは避けたいです。そこで、
疲れた体と心にムチを打って、1日の最後の仕事、スケジュールアプリなどにメモをします。
この一手間が、あとから生きてきます。
目標としているのは、「いい加減に頑張る」こと。
これは昔、尊敬していたママさん女医の先生がおっしゃってきたことです。
いい加減🟰良いぐらいの塩梅で、という意味とのこと。
100点満点は取れなくても、80点くらいを目指して頑張れたらと思っています。
最後に
お仕事をしていてもしていなくても、ワンオペ育児は大変ですよね。
でも、逆に言えば家事のすすめかたや子供への声掛けなども、すべて自分の好きなようにできるということ。
適度に休みをとりながら、自分を労りつつ過ごしていきたいものですね。
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