女医が自分の働きたい場所で働けないジレンマについて

仕事のこと

こんにちは、にしちぇりーです。

先日、とある事情で、転職エージェントの方と電話相談する機会がありました。

その転職会社は、主に関東圏の医療機関担当であるため、中部地方在住の私とは具体的な転職先の相談とはなりませんでした。

しかし、いろいろとためになる話が聞けましたので、書き留めておきたいと思います。

このまま健診クリニック常勤で続けているべきかどうかについて

この4月から働き始めた健診クリニックは、割と待遇としては良いところと思います。

給与についても正直に伝えたところ、転職エージェントの方からは以下の返事が。

エージェントさん
エージェントさん

給与は、相場通りからやや良いくらいですね。

けれども、今後の給与の伸びしろはあまり期待できないと。

それは、やはり健診には特別なスキルやテクニックを必要としないから。

確かにその通りですね。

一方、放射線治療医であれば、給与相場の良い民間病院であれば、今の私の給与以上は望める、ということでした。

そして、今後の伸び代も大きいと。

放射線治療専門医として働く場合のネック

一方、放射線治療医は今後のがん患者の増加予想を踏まえると、やはりニーズは高まると予想。

しかし、設備的なものやそれなりの高度医療を提供できる病院が限られているということ

関東圏の場合は、病院ごとに何かしらの医局の関連があって、フリーで入っていくのは狭き門

将来的な安定感ということでいくと、放射線治療医として専門医として活躍していくのはニーズが高いが、働き先が限定されていくということで、選択肢が少ない。

なので、医局人事と関係ないところで自宅から通える範囲が理想的ではありますが、名古屋の場合はそういう病院は、私の所属する医局とは違う大学が入り込んでいるという状況。

放射線治療医としてキャリアを積んでいくことは、そういうことなんだそうです。

それでは現状どうすればよいのか

健診医としてしばらくは働いていけるとは思われますが、やはり他の医者とは違う何かをもっておくことが必要、となってくると。

学位は正直、転職市場ではほとんどプラスにはならないそうです。残念!

何か、強みをもっておくことが大切なのでしょう。

20年後には医師は過剰になる?

そして、都市部に限ってかもしれませんが、20年後には医師は過剰になるそうです。

その場合は、今まで以上に転職で好条件の職場に行くためには強みを持っていないといけないということ。

にしちぇりー
にしちぇりー

なかなか辛いところではありますね。

私と同じ悩みをもつ女医さんは多いらしい

本来の専門科で働きたいけれど、大学病院などは勤務条件も給与もあまりに不遇であるため、非常勤などでバイトなどになるという、女医さんは多いそうです。

子育ての時期などは、特に勤務時間と給与のバランスに敏感になるのだと思います。

私も、大学病院でアカデミックな環境に身を置いて働くことは魅力的ですし、医局の先生方もとてもいい人たちとは思います。

しかし、いかんせん給料が低すぎますし、医局員の福利厚生面でも大切にされていない感じがありありと伺えたので、戻る気になれないのです。

時給1500円って、医者と思ってないですよね、全く。

ぜいたくな悩みかもしれませんが、給与は低く、かといって仕事が楽と言っては全くではないので、現時点では大学病院の魅力は低いですね・・・。

ちなみに、転職エージェントさんに、「今後大学病院は変わりますかね?」と聞いたところ、

エージェントさん
エージェントさん

変わらないでしょうね。

即答で断言されました(笑)

まとめ

あまり待遇のことを考えたり、他と比べなければ専門科でも働ける病院はあるのですが。

やはり自分が働きたい場所で働きたいですよね。

そういった病院がみつかることを信じて、かつ今できることをやりながら過ごしていきたいと思います。

それでは、お読みいただきありがとうございました★

コメント

タイトルとURLをコピーしました