こんにちは、にしちぇりーです。
突然ですが、アタマジラミをご存知ですか?
シラミというと、このようなイメージがあるかもしれません。
「不潔だからうつったの?」
「戦後の貧しい日本で流行っていたものでは無いの?」
しかし、このイメージは現在では必ずしも正しくはありません。
アタマジラミは、実は保育園や小学校などの集団生活では、現在で流行するものなのです。
最近、長女の通う保育園でアタマジラミがでました。
幸い、長女の頭髪チェックではおそらくは感染はしていないと思われますが、注意したいことや対応法についてまとめてみました。
シラミって何?
ヒトに寄生するシラミには、アタマジラミ・ケジラミ・コロモジラミの3種類があり、保育園や小学校の低学年などの子どもの間ではアタマジラミの流行が見られます。
子どもたちの間で集団発生するアタマジラミは、セメントのような硬い物質でしっかりと髪の毛に卵を固着させ、産み付けます。
灰白色の楕円形で、髪の毛に付着しています。
フケやヘアーキャストといった、髪の毛につく汚れとよく似ていますが、しっかりと髪に固着しているので、指で摘んでもなかなか取れません。
昭和20年代までは、「コロモジラミ」の流行がみられていました。
このコロモジラミは発疹チフスを媒介する害虫でしたが、日本では昭和32年以降は見られていないようです。
コロモジラミは不潔な下着を回し着するといった、不衛生な生活から感染がひろまるものでした。
一方で、アタマジラミについて、日本では不潔が原因で発生することはほとんど無いようです。
ですので、間違った情報から差別やいじめにつながらないように、正しい認識をもつことが大切です。
アタマジラミの感染経路は?
アタマジラミは、主に頭髪に感染し、感染経路は髪の接触です。
子どもたちは、体を寄せ合って遊ぶことが多いので、シラミに感染する可能性は大人よりも高いと考えられます。
例:お昼寝の際に並んで寝る、ゲームの際に頭をくっつける…などですね。
もしもアタマシラミの卵を見つけたら?治療法は?
あまりに虫量が多ければ、皮膚科に行くことも必要かもしれませんが、そこまでのものでしたらセルフ駆除が可能と思われます。
使用するのは、フェノトリン(スミスリン®)シャンプーまたはフェノトリンパウダー(市販薬)。
日本ではフェノトリン以外にアタマジラミ症に効果のある薬はないのですが、ほとんどのシラミがフェノトリン抵抗性(耐性)になっている地域もあります(沖縄など)。
スミスリン®シャンプー プレミアムは、従来の薬剤が効きにくい「抵抗性アタマジラミ」にも効果があるそうです。
そして、シャンプーを行い、目の細かいクシで丁寧に頭髪の根元からすき、シラミや卵を取り除きます。
卵はクシをこまめに使うことで取り除くことが可能です。
頭髪を短くしたりする必要はありません。
感染したこども同士が互いに感染させる、いわゆるピンポン感染を繰り返すおそれがあるため、周囲の感染者を一斉に治療することが感染防止対策としてとられているようです。
実は筆者も夫も感染歴あり!
実は、私も感染したことがあります(^^;;
小学生時(何年生かは忘れましたが)、頭がかゆくて母親に頭を見てもらったところ、卵が見つかりました。
さっそく近くの薬局で、パウダーと櫛を買ってきてもらい、ガレージで除虫をしたことを覚えています。
幸い、すぐに虫はいなくなり、また周りへの感染も大きなものはなかったようです。
その話を夫としたところ、
僕も、小学生の時に〇〇国でアタマジラミに感染したよ
というカミングアウトが^_^
夫は、両親の仕事の都合で小学生時代をヨーロッパの某国で過ごしました。
実は、ヨーロッパの方が日本よりもアタマジラミがポピュラーらしいですね。
今回のことで初めて知ったことのひとつでした笑
まとめ
COVID-19以外にも、集団生活で感染するものはいろいろとあります。
特に、行動制限が今までよりも緩和された最近では、通常の小児の感染症もまた増えているとか…。
保護者にとってはダブルパンチですが、気をつけていきたいと思います(*^^*)
なにかの参考になれば嬉しいです〜\(^o^)/
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